Effective C++ 原著第3版

| コメント(0) | トラックバック(0)

 C++プログラマなら余さず読めというレベルの定番書。
 誰もが一度は注意書きを目にする作法から最新の手法まで幅広く「効率」の視点から解説している本。
 と書くと誤解されがちだが、着眼点として効率を重視しているものの、効率という言葉の定義を広く持っており、実行効率だけではなく開発効率も考慮している為、いわゆる速度重視や空間重視による過激なデザインやコーディングはこの本には現れない。
 多少マニアックとも思える新しい手法 (例外安全なswapによる例外安全なコンストラクタの記述、ポリシークラス、TR1、等) も登場するが、あくまで元のトピックの添え物としての解説にとどめている為、主題がぼやけていない所は評価すべきだろう。


 この本は前作である改訂第2版もベストセラーだったので、改定第2版を読んだ事のある方も多いだろう。
 その中には第2版を読んだから大差ないだろうと考える向きもあるかと思うが、本作では新たなファクタとしてstd::tr1で加わる新たな標準ライブラリの機能やModern C++ Design、Exceptional C++から得た新たな手法も登場し、前作にない知識を与えてくれる。前作を読んだ方にも是非読んで欲しい一冊だ。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://nagatsuki-do.net/blog2/mt-tb.cgi/338

コメントする

このブログ記事について

このページは、あおいたんが2007年2月11日 14:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「わんくま同盟勉強会大阪#6に参加してきた」です。

次のブログ記事は「Movable typeをアップグレードしてみた」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 5.11