ゲシュタルト心理学とすらりん語の関係性

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 え~長月さんの趣味つーか性格つーか性癖の一つに、日常生活と関係なさげな事を小難しくうだうだ愚考してみる事があります。 それは不定期に突然そう言う気分になるのです。たいていの場合美味しそうなネタを見たりしたときにムラムラ来ます。
 今回のきっかけはCマガジン2月号の連載記事、フィンローダーのあっぱれご意見番です。 コーディングスタイルとゲシュタルト心理学についての話だったんですが、ゲシュタルト心理学の説明用の例文として日本語の文章が使われました。以下引用。

ふ「 (snip) あまり多すぎないという条件を守っているかぎりは、固まりに分けることを考えた方が理解しやすい表現に出来る可能性があります。たとえば、こんな文を考えてみましょう。わざとらしいですが、
  公表権とは公表されていない著作物を公表する権利である。
 この文章を、
  公表権とは、公表されていない著作物を公表する権利である。
 このように区切ることで、二つのブロックに分けます。この方が、意味としては理解しやすくなっていませんか?」
U「何となく、見やすくなったような気はしますね」
ふ「では、これはどうですか」
  公表権とは、公表されていない、著作物を、公表する、権利である。
U「こうするとかえってわかりにくくなってしまった気がします。 (snip) 」

 キュピーンと来ました。何かうだうだ考えたくなったので考えます。
 以下、まともに心理学を学んだことの無い人間が自分を省みる一環として、自分がどう考えているのかについて理屈を付けてみようと試みたものです。正確性は保障しかねます。そんな考え方もあるんだな程度に思っておくのが無難でしょう。
 まずゲシュタルト心理学のことを知らない方も多そうなので、参考文献としてGoogleでトップに来た記事へのポインタを貼っておきます。長月もよく知らないのでついでに勉強です。
 http://park6.wakwak.com/~psychol/psychology/gstalt.html
 つまりゲシュタルト心理学とは、記号や音などの、単一では意味をなさない要素の、文脈 (状況、状態) に依存する意味とそれを認識する心理作用を研究しようという心理学の一分野です。
 さて、何らかの要素について、認識される意味と認識のメカニズムの解明を目的とするゲシュタルト心理学ですが。それと日本語の文章にどの様な関係があるのでしょうか?
 冒頭でも挙げた文例を再褐してみましょう。

  公表権とは公表されていない著作物を公表する権利である。
  公表権とは、公表されていない著作物を公表する権利である。
  公表権とは、公表されていない、著作物を、公表する、権利である。

 これらは句読点の位置によって解釈のしやすさが変わる例ですね。句読点の場合句読点という要素自体に意味があるので、厳密にゲシュタルト心理学の範疇なのか疑問ですが、そこは区切り文字自体が文にまとまりを定義するというゲシュタルト心理学的作用を持つので無視します。
 上記の例を見ると、多くの人は一番目より二番目の文の方が何となく見やすい、解りやすいと言うのではないでしょうか? これは二つのブロックに区切ることで、解釈の対象の長さが短くなっている為と思われます。
 文章を解釈するとき、多くの場合形態素 (或いは文節、単語) 一つ一つに対して逐次的に意味を解釈する事はあまりないと思われます。日本語は文脈依存の強い文法を持つ自然言語である事や、そもそも形態素解析 (文節区切りと言っても良い) の困難な言語であることからも、ある程度文を読み込んでから解釈するのが自然でしょう。
 では三番目の例の様にスパスパと区切ればいいのか? それも違うでしょう。この文章のきっかけになった記事にもありましたが、あまり区切りを多くすると却って読みにくいのです。人の短期記憶には限りがありますから、区切りを多用することによって意味のスタックを数多く詰む事になるのもやはり理解を妨げます。
 一つの文としての意味合いを強く持つ「一行で表される文」の中で、句読点以外にも文字として現れない区切りが存在します。
 漢字と平仮名の境目です。これは日本語に特有の物となります。
 2ch棋院でチャットをしていると、平仮名を多用する人が居ます。むしろ漢字が少ないと言うべきでしょうか。その方の文章を見ると若干理解しづらい時があります。
 ある程度以上日本語を学習した人にとって、平仮名の多すぎる文章や漢字の多すぎる文章は読みにくくなります。感覚として抑揚のない感じを受けるのではないでしょうか?
 漢字と平仮名は、見た目も意味も異なります。漢字は単体で意味を表すものであり。平仮名はを表します。また、平仮名と比較して漢字は平均して画数が多く、直線的です。見た目として密度が高く堅いイメージになります。言い換えるとテンションが高くストレスが大きいのです。漢字と平仮名の持つ概念の差が読む人に区切りという概念を与えます。
 区切りはテンションの変化をもたらします、詰まり一種の刺激であり、ある種のストレスです。ストレスがない、極端に弱いというのは言い換えれば変化を感じられないという事でもあります。なので極端に平仮名や漢字に偏った文章は、変化を感じないためにまとまりが希薄になるのです。解釈の対象が長い場合理解度が下がるのは前述の通りです。
 ということですらりん先生、もうちょっと漢字を使いましょう(´・ω・`)


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Comments

3 Responses to “ゲシュタルト心理学とすらりん語の関係性”
  1. うなぎ画伯 より:

    ぼくは
    いごを
    はじめて
    2ねんになります。
    これからもがんばります。
    まどもですた。

  2. 長月葵 より:

    縦読みドコー?(゚д゚≡゚д゚)

  3. Voice of Stone より:

    ゲシュタルト心理学

    簡単に言ってしまえば人間の認知が 全体>Σ部分 であることの研究。ゲシュタルトとはドイツ語で「形態」を意味する言葉ですが、この場合は「全体認知」とか「雰囲気」と...


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